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東アジアと同時代日本語文学フォーラム、次世代フォーラム 発表者の募集

「第8回 東アジアと同時代日本語文学フォーラム 2020 バリ大会」では、本大会および次世代フォーラムにおいて発表を行う、個人研究と3~5名程度で構成されるパネル発表を募集します。個人・パネルともに、特集に関係するテーマと自由なテーマのいずれでも応募できます。今回の大会では、参加費を徴収します。下記をご参照下さい。

バリ大会 特集 趣旨文

近現代アジアのグローカル文化──アイデンティティ・文学・歴史

 近現代アジア各地域の文化は、境界を越えて広がった経済や政治、軍事、技術の力によってさまざまに影響を受けてきた。近現代におけるアジアの文化史は、そうしたローカルな文化とグローバルな諸力との交渉の歴史と捉えることもできよう。

 地域に固有の文化のあり方と、地域性を越えて広がるグローバルな力との関係性を捉えるための言葉として「グローカル」という造語がある。これは、現代において生み出されたものであるが、近現代アジアの文化と歴史を顧みれば、それが昨今の状況のみを指すものでないことは明らかだろう。近現代アジアにおいては複数の中心と周縁との非対称性が常に存在してきたし、またアジアという圏域を超えた力との接触も繰り返されてきた。各地の文化は、こうした構図と出来事の中において、地域的な固有性を見出そうと試みたり、新しい共同性を構築しようとしたりしてきた。めまぐるしい転移、越境、変容、再編を重ねてきた近現代アジア文化の歴史と現在を考察するために、グローカル文化は格好のキーワードとなるだろう。

 「東アジアと同時代日本語文学フォーラム」第8回バリ大会は、「グローカル文化」を総合テーマとする。近現代のアジア諸地域は、地域を越えて広がった西洋化や(脱)植民地化、戦争などといったさまざまな出来事を経験してきた。しかしそのあり方は、一様ではない。たとえば西欧文化の到来がもたらした諸地域の近代文芸は、その出会う相手や経路によって当初からさまざまな地政学的屈曲をこうむっている。そして戦争と植民地主義の時代を経て、現代の文芸は地球規模の市場化と情報化を受けた新しい局面に入っている。「グローカル文化」という着眼点は、ローカルとグローバルの界面に、思考の領域を設定する。言語は、表象は、メディアは、アイデンティティは、その界面においてどのように揺れ動き、歴史を刻んできたのか。界面は静穏ではない。地域の境界を越えて侵入する強力で広域的な力は、画一化を求め、同時にそれに対する抵抗を呼び起こす。それはまた複製や模倣を生み出すと同時に、混交、そして対抗の文化を育てるだろう。

 今回の「東アジアと同時代日本語文学フォーラム」は、これまでソウル、北京、台北、名古屋、上海などの東アジアに設定されてきた開催地を、バリ島/ウダヤナ大学に設定する。弓状に広がり、いくつもの海域に接続するスンダ列島のインドネシアにおいて、「グローカル文化」をめぐる議論が日本語文学・日本文化の研究に新しい出会いと、より複層的な思考とをもたらすよう期待する。

『跨境 日本語文学研究』投稿者の募集

『跨境 日本語文学研究』では、研究論文、研究資料の原稿を募集しております。詳細な投稿規定や原稿の様式、査読の規定などにつきましては、当フォーラム公式HPをご参照下さい。また投稿の際も、下記の論文投稿フォームをご使用下さい。

 
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