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『跨境 日本語文学研究』第6号を刊行しました。特集:言語圏とディアスポラ文学


目次 □エッセイ―跨境の言葉 多言語世界の一角で●多和田葉子 トラウマとしての流転―古野菊生の『転蓬』と共感的想像力●エドワード・マック 日韓文学シンポジウムのことから●中沢けい □特集:言語圏とディアスポラ文学 【Keynote Speech】 Intertwining Tongues: Bilingualism and Hybrid Texts in Contemporary Japanese Literature―From I am a Cat to I Become a Cat●Faye Yuan Kleeman 日中女性作家が描いた中国残留孤児像―山崎豊子『大地の子』と厳歌苓『小姨多鶴』を読む●単援朝 戦後台湾の日本語文学―黄霊芝小説におけるブラック・ユーモア●下岡友加 船戸与一『満州国演義』試論―ハードボイルド・ミステリが問い直す「植民帝国としての日本」●坂元さおり 竹内正一が描いたハルビンの都市表象―「ギルマン・アパート点描」「馬家溝」を中心に●呉佩軍 アイルランド文学とフォルモサの邂逅―「西来庵事件」と菊池寛「暴徒の子」をめぐって●呉佩珍 折口信夫の「朝鮮人」表象―朝鮮人になって了ひたい様な気がします●永井真平 □一般論文 ある少年の逆行―中村星湖の『少年行』試論●朱田云 1920年代の中国における黒岩涙香『野の花』の受容―無声映画『空谷蘭』を中心に●張玉 〈従軍記〉の拡散と変容―戦時下メディアにおける池田さぶろの漫画作品●清松大 『にあんちゃん』論―日記における自己検閲を巡って●奥村華子 方法としての「私」語り―島崎藤村『海へ』における旅の表現●岡英里奈 □研究資料 戦後日本の新聞雑誌メディアの在日朝鮮人関連資料●李京珪 『偽満洲国文芸大事記』について●呉佩軍 『台湾日日新報』デジタル版の利用について●謝惠貞 □フォーラム参加記 「東アジアと同時代日本語文学フォーラム」2017ソウル大会+次世代フォーラムを傍聴して●孫知延

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